T_TEST__

ヌクレ落ち度(ヌクレに落ち度がある)

神経科学と情報工学

岩手県立大学とか、岩手の人たち Advent Calendar 2022 の20日目にお邪魔します。

Qiitaには適さない記事なので、はてなブログで失礼します。

qiita.com


自己紹介

はじめましてT_TEST__です。

一関高専から愛知県の豊橋技術科学大学編入学した博士後期課程2年の学生です。

最近アメリカで学会発表しました。

xxt3.hatenablog.com

岩手県立大学にはおととし妹が入学したので、その縁があって参加しました。



さて、私の専門は「神経生理学/解剖学」です。

脳科学、と言い換えればわかりやすいでしょう。

わたしたち生物の脳がどのような構造をしていて、どのような機能を持っているのか、についての研究です。

特に、わたしたちの視覚がどのような脳(と網膜)の構造と機能で成り立っているのか、霊長類を対象に研究しています*1

岩手県立大学のソフトウェア情報学部にも、近年視覚の神経生理をご専門としている先生が着任されたと思います。

私の在籍も情報・知能工学系というところで、ここはいわゆる情報工学と並んで、脳科学研究を盛んに行っています。



神経科学と情報工学

情報工学科で脳科学が研究されているように、神経科学にとって情報工学はとても大事なんです。

ニューラルネットワークはいい例ですね。生物の神経伝達とシナプス可塑性を模した数理モデルです。*2

情報工学がDNNやDGNのような「脳に学んだ」数理モデルを凄まじく発展させたのに次いで、今度は神経科学がDNN/DGNを利用して「脳を学ぶ」ことをしています。

特に神経生理学は、情報工学が育ててきたデータ解析手法や数理モデルのおかげで発展したといっても過言ではありません。

その理由のひとつは、得られる脳計測データの大規模化です。

近年の神経生理学はfMRIや多光子カルシウムイメージング、大規模な微小電極アレイ(Jun 2017 Nature; Steinmetz 2021 Science)を使った大規模な脳計測が研究の最先端を突っ走っていて、つまり得られるデータも超大規模になっています*3

こういった大規模な脳活動データの解析に、情報工学の知見が活きてきます。


超大規模な電極の例: Neuropixels 2.0。先が尖ったシリコン板の上に数千の電極が15μm間隔で並んでおり、これを脳に挿して(うまくいけば)一度に数千の異なるニューロンから同時に活動を記録できる。 http://www.steinmetzlab.net/assets/img/SteinmetzEtAl_2021_Neuropixels2.pdf


ブレイン・マシン・インターフェースでは、イーロン・マスクで有名なNeuralinkみたいな埋込み型電極はみな、デバイスで記録した脳活動データと行動とを機械学習でモデル化・予測することで、「考えただけで何かを操作する」を実現しています。

このように、脳科学にもいわゆるビッグデータ解析の波というのは既に来ています。白衣を着るような人間にもデータサイエンスの知識が必要な時代です。



神経科学における機械学習パターン認識

DNNの発展より前から、こういった脳計測データの解析には多変量解析が使われます。例えば主成分分析は(このアドカレを見てる方なら)皆さん触れたことくらいはあるでしょう。

少し分野を広げて見てみると、(神経)細胞の遺伝子解析ではクラスター分析とMDS(高次元データを低次元の空間に圧縮してプロットする)を必ずやります(例えばBakken 2021 eLife)。


サル視床(外側膝状体視床枕)のシングルセルRNA-seq。左は遺伝子情報のクラスタリングと遺伝子ごとの発現量プロット、右はクラスターをUMAPでプロットしたもの。https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8412930/




そしてDNNが発展した今では、例えば計測した脳活動データをDGN(深層生成)モデルに食わせることで、脳がどのように情報処理をしているのかを考察するという研究があります。(例えばHiggins 2021 Nat. Commun. )

サル顔パッチ(顔の画像に強く応答するニューロンが集まった領域)ニューロンの応答をβ-VAEに学習させると、latent unitは顔パッチニューロンが表現するといわれている特徴(髪の長さ、表情、顔の形)と強い対応があった。またこのモデルは既存手法よりも高クオリティな顔生成ができた。 https://www.nature.com/articles/s41467-021-26751-5


有名どころでは、京都大学の神谷之康先生らによって、脳活動からそのヒトが見ている夢の内容が推定されたり(Horikawa 2013 Science)、見ている、あるいは想像している画像が再構成されたりしています(Shen 2019 PLOS Comput. Biol)。


ヒトに画像を見せたときの脳活動をfMRIで測定し、デコーディングモデルを作る。https://journals.plos.org/ploscompbiol/article?id=10.1371/journal.pcbi.1006633#pcbi-1006633-g001


こんな感じで、脳科学において情報工学はバリバリ活きています。

おわりに

結局言いたいのは、神経科学と情報工学はとても密接な関係であって、データ解析や機械学習を学んでいる皆様の需要がここにあるんですよということです。

私は情報工学から逃げてこちらに来た部分が少なからずありますが、ご覧のとおり結局情報工学を追っかけることになっています。

もしこの記事をご覧になっている県立大ソフトウェア情報学部の方がいらっしゃいましたら、こういった分野にも興味をもっていただければありがたいです。

私の不勉強のため、いわゆる計算論的神経科学については割愛しました。興味があればぜひそちらの先生に聞いてみると面白いかと思います。

あと誰か私にDNNについて教えてください。助けてください。


(終わり)

文献リスト

Bakken, T. E., van Velthoven, C. T., Menon, V., Hodge, R. D., Yao, Z., Nguyen, T. N., Graybuck, L. T., Horwitz, G. D., Bertagnolli, D., Goldy, J., Yanny, A. M., Garren, E., Parry, S., Casper, T., Shehata, S. I., Barkan, E. R., Szafer, A., Levi, B. P., Dee, N., Smith, K. A., … Tasic, B. (2021). Single-cell and single-nucleus RNA-seq uncovers shared and distinct axes of variation in dorsal LGN neurons in mice, non-human primates, and humans. eLife, 10, e64875. https://doi.org/10.7554/eLife.64875

Higgins, I., Chang, L., Langston, V., Hassabis, D., Summerfield, C., Tsao, D., & Botvinick, M. (2021). Unsupervised deep learning identifies semantic disentanglement in single inferotemporal face patch neurons. Nature Communications, 12(1), 6456. https://doi.org/10.1038/s41467-021-26751-5

Horikawa, T., Tamaki, M., Miyawaki, Y., & Kamitani, Y. (2013). Neural decoding of visual imagery during sleep. Science (New York, N.Y.), 340(6132), 639–642. https://doi.org/10.1126/science.1234330

Jun, J. J., Steinmetz, N. A., Siegle, J. H., Denman, D. J., Bauza, M., Barbarits, B., Lee, A. K., Anastassiou, C. A., Andrei, A., Aydın, Ç., Barbic, M., Blanche, T. J., Bonin, V., Couto, J., Dutta, B., Gratiy, S. L., Gutnisky, D. A., Häusser, M., Karsh, B., Ledochowitsch, P., … Harris, T. D. (2017). Fully integrated silicon probes for high-density recording of neural activity. Nature, 551(7679), 232–236. https://doi.org/10.1038/nature24636

Shen, G., Horikawa, T., Majima, K., & Kamitani, Y. (2019). Deep image reconstruction from human brain activity. PLoS computational biology, 15(1), e1006633. https://doi.org/10.1371/journal.pcbi.1006633

Steinmetz, N. A., Aydin, C., Lebedeva, A., Okun, M., Pachitariu, M., Bauza, M., Beau, M., Bhagat, J., Böhm, C., Broux, M., Chen, S., Colonell, J., Gardner, R. J., Karsh, B., Kloosterman, F., Kostadinov, D., Mora-Lopez, C., O’Callaghan, J., Park, J., … Harris, T. D. (2021). Neuropixels 2.0: A miniaturized high-density probe for stable, long-term brain recordings. Science, 372(6539), eabf4588. https://doi.org/10.1126/science.abf4588

*1:情報工学科では非常に珍しいと思います

*2:視覚神経科学のオンライン会議や講演を見てると、たまにネオコグニトロンで有名な福島邦彦先生が聴きに来られているのを見ます。

*3:超大規模電極アレイ=neuropixelsによる脳計測データは1日あたり1テラバイトくらいのサイズになるらしいです。ヤバいですね

国際学会でアメリカへ行った話

アメリカで学会発表

しました。SfN: Society for Neuroscienceという学会の年次大会 Neuroscience 2022です。

大会の開催日時は現地時間11/12(日)~16(水)、各日朝8時から17時まででした。

学会の会員登録に75ドル、アブスト投稿に145ドル、参加登録に250ドルかかりました。

日本円換算で合計6万円くらいです。たけぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

以下長いので時間のあるときにお読みください。

1 渡米

場所は西海岸カリフォルニア州のサンディエゴです。

成田からサンフランシスコ経由で約10時間、全く眠れずに到着です。

往復チケットはユナイテッドのエコノミーで購入当時17万円くらいでした。たけぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

その後すぐ40万円くらいに跳ね上がってます。あぶねぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

着いたのは現地時間11/12の午後2時頃、すでに大会1日目が始まっていた頃です。

たぶん成田
フライト経路



少し時間を遡って現地時間11/12の午前10時頃、サンフランシスコ国際空港(SFO)に到着。

数年前にマレーシアへ行って以来、2回目の海外です。

さてアメリカの入国審査は厳しいという噂を聞いていたのですが、まあなんとかなるやろと思いながらゲートへ。

はなしたひと はなしたこと
審査官 何の目的?
ぼく サンディエゴの学会に参加します。
審査官 帰りの飛行機のチケットはある?
ぼく (飛行機チェックインしてないんだからあるわけねえだろ) あー、ちょっとまって
審査官 (明らかにイラついてる) じゃあホテルの予約と学会参加の証明は?
ぼく (メール見せればいいか) OK、ちょっとまってね
ぼく (回線が遅くてなかなか予約ページが開かない) 不便でごめんね、もうちょっとまって
審査官 ♪~ (口笛を吹き始める) ... みなさ~ん、審査に必要な書類は事前に準備してね~、時間を無駄にせんように (クソデカボイス)
ぼく (うわめんどくせえ) はいはい、これね (スマホでホテル予約メール、学会アブスト通ったメールを見せる)
審査官 金儲けに来たのか?(半笑いで親指と人差し指の腹を擦りながら)
ぼく (は?) ...違う。
審査官 ... もういい、行っていいよ

きちぃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~*1

別の審査ゲートから指導教員が出てきたので事の顛末を話したら、

こっちは、学会参加です~と伝えたら「ああ、今日はそれ目的の人多いよね~」
で、ちょっと雑談して終わりだったよ




入国審査と荷物受け取りにやけに時間がかかりましたが、無事なんとかなりました。*2

サンディエゴへの乗り継ぎまで時間ができたのでSFOで早めの昼メシです。

店で適当に買ったら16ドル(2200円くらい)のヴィーガン向けヌードルでした。

SFOで昼飯。水ボトルは5ドルくらいで再利用可能。

パクチーが入ってた以外はまあ悪くなかったです。



さてサンディエゴ空港に到着、空港からホテルまではタクシー。いまはUber専用乗り場のほうが広くとられてました。

道中、運転手と指導教員が会話してました。日本については東京、広島、長崎を知ってるそうです。さすが。

あとこのカリフォルニア州では大麻が合法化されたということで、どうだ?と言われました。苦笑いで対応。

支払いは今どき珍しく現金を要求されました。先生が対応。



ホテルは会場からほど近いComfort Inn Gaslamp Convention Centerでした。

周りと比べて宿泊費が安く、かつ設備が普通に良いです。部屋撮り忘れた。

それでも5泊で1000ドル、だいたい14万円くらいです。たけぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

荷物を置き、すぐに学会へ向かいました。

ホテルから会場まで。このあたりはGaslamp quaterというらしいです。



2 学会とサンディエゴ

学会会場 San Diego Convention Center

学会会場は海沿いのSan Diego Convention Centerまるごとです。 1Fホールにはポスターが1セッションあたり1000発表くらいずらーーーっと並んでおり、ポスターを見回るだけでもいい運動になりました。

学会受付
参加者集計。24000人くらいらしい。

同じフロアには企業ブースがあり、こちらもかなり魅力的でした。

2F小ホールではオーラルセッションが20部屋くらい同時進行してました。

大きなホールは休憩スペースとArt of Neuroscienceという名のハンドメイド土産のブースとフードコートでした。

私はここのTwo photon artで脳のピンバッジ(15ドル)を購入。

Two Photon Artで買ったピンバッジ(15ドル)

ホールから外に出ると海沿いの景色を一望できました。

会場から海沿いを一望




1日目(11/12)の会場を一通り見て回ったあと、指導教員と合流してスーパーで買い出し。

ビールはKrisp Beverages + Natural Foods というところでVoodoo IPAと(たしか)Stone IPAを購入。

ここクラフトビールの種類がマジで多いです。

その後Grocery Ourletという別のスーパーでサルサな感じのサラダ(?)、Slow cooked pork、ベーコン、ドリトスのバリューパックを購入。

ホテル帰還後、買ったもので先生と飲み会。このホテルは個室に電子レンジがあって便利。

ベーコン、電子レンジ調理するとカリカリになってとてもおいしかった。

ざっくばらんな会話をしながら飲み食いしてました。

話の流れでOMORIを勧めておきました。おすすめのゲームです。

store.steampowered.com



その後就寝したかったのですが、窓が薄いのと場所柄で夜中まで非常にうるさかったです。

ホテルの窓からの風景を動画で撮ったので貼っておきます。

撮影は夜10時あたりですがもう少し夜が更けるとパトカーと叫び声とクソデカエンジン音の応酬へと変わり余計にうるさくなりました。

youtu.be




2日目(11/13)以降は二手に分かれてそれぞれ興味ある発表を見てまわりました。

見た内容は割愛しますが、やはりマルチ電極で記録→多変量解析、デコーディングモデル構築、というのが電気生理界隈では主流で、私は少し置いてかれてる感がありました。

まあ私にはその先の切り札があるんですけどね。

あとは電気生理計測やいわゆるブレイン・マシン・インターフェース(BMI)に使う電極のデバイス開発やその評価についての発表は見ていて楽しかったです。

こういうデバイスはどれだけ脳にダメージを与えず、どれだけ空間分解能やSN比よく計測できるかというのがミソです。

BMIなら数年頭に埋め込むなんてザラですし、デバイスにも電極にもダメージはできるだけないほうがうれしいです。

もちろんどれだけたくさんの情報を得られるかというのも大事ですね。

機械学習でシグナル→行動のモデルを作り、考えただけでマウスやロボットアームを動かす、というのはもう実現されてますが、それもより良いデバイスによるより良い神経活動データがあってこそです。



ところでオーラル発表ですが、プレゼンの文字がちっちゃい、会場の明るさで文字が潰れて見えない(ようなデザインにしてる)、みたいなのが割とありました。

発表者は殆ど大学院生やポスドクだから、コロナ禍でオンライン発表の経験しかない人もいたのかも。

英語聞き取れない部分をスライドの情報でカバーしようとしてた私には痛手でした。




2日目は時差ボケか眠気とめまいがひどく、午前のオーラルだけ聞いて帰宅。

以降は発表を見つつ、夕方あたりのサンディエゴを散歩したり買い物したりしてました。

まず目についたのはホームレスが多いことです。歩道の街頭がない暗めのところには必ずと言っていいほどテントが複数張られてました。

同時に歩道へ座り込んで上着を頭まですっぽり被せて何かを吸うかしている人たちもいました。

できるだけそういう道は通らないようにしましたが、避けられない場合は様子を見て車道まで避けて歩きました。こわいね。

パンデミックだの物価上昇だのの世知辛い部分が、日が落ちると共に明るみに出てきたといった様子でした。

夕方のGaslamp quarter



次に目についたのは、やはり物価の高さです。レストランの類はどうあがいても15-20ドルかかるみたいです。

サブウェイなんかもありましたが、サブウェイの日本語でもやりたくないあのやりとりを英語でできる気がしなかったのでパス。

ということで、殆どの食事はスーパーで買ってきたものでした。特にレンジ調理できるカップ麺。

日清製品の汁なし麺のシリーズみたいです。日本では見たことない。二種類買いました。各2.2ドル。

常温の水を注いでレンチンすると食べれます。普通に美味しかった。

あとホテル内/会場での水分補給にゲータレード(3ドル)。

カップヌードル(左、2.2ドル)とゲータレード(右、3ドル)

時差ボケでダルくてゲータレード以外何も飲み食いせずにいた日はうんちがカラフルでした。

汚い話の直後で申し訳ないですが、ここのホテルの朝食は普通に良かったです。

ホテルの朝食(バイキング形式)



3 発表とその後

私は最終日(11/16)の午後のポスターセッションで発表しました。内容については割愛。

セッションは13時から17時までの4時間、dutyは1時間ですが殆どの時間ポスターの前にいました。長い~~~~~~

かなりニッチなテーマにも関わらず、たくさんの方に興味をもってポスターを見たり質問をしたりして頂けました。

同じテーマで国内最大級の学会で発表したときは全くフィードバックをもらえなかったので*3、これはかなり嬉しかったです。

ただ私が聞き取れない質問も多くあり、隣で発表してた指導教員にかなり助けてもらいました...



発表終了後、但馬ラーメン で打ち上げ。ホテルの近くにあったラーメン屋で、行きたいなと思っていたところです。

ここはラーメンをメインディッシュに据えた日本居酒屋という感じでした。

私は"Tajima noodle(14ドル)"と"Takoyaki(7.5ドル)"を、先生は"Spicy Sesame Ramen(13.5ドル)"と"Karaage(6.5ドル)"を注文。

アメリカのラーメン屋ということで怖いもの見たさ半分だったのですが、その不安が吹っ飛ぶくらいには美味しかったです。店内の雰囲気も良い。

Tajima noodleはオーソドックスな豚骨ラーメンでした。チャーシューは豚か鶏が選べ、私は鶏を選択。

Spicy sesame noodleはいわゆる担々麺です。先生曰く普通に結構辛かったとのこと。

たこ焼きと唐揚げも日本のと変わらない美味しさでした。ちなみにたこ焼きは揚げ焼きスタイルでした*4

あと店内にアーニャとカービィと、なんだっけ、がいました。

Tajima RamenとTakoyakiとKaraage。
但馬ラーメン店内

ここも例に漏れず普通に高いですが、良いお店でした。また来よう。



その後、先生オススメのGhirardelli Ice Cream & Chocolate Shopでお土産を購入。

個包装チョコの詰め合わせ1kgが1袋35ドルで売っており、これを2袋購入。2袋目が半額17.5ドルでした。すごい重量感。

店内はイートインもあり、店全体が甘い匂いに包まれてました。

Ghiradelliのチョコレート2kg(帰国後撮影)




次の日(11/17)の朝は5時にホテルを出発し、サンディエゴ国際空港へ向かいました。

このタクシーでも現金を要求されました。先生が対応。

チップに適した小銭がなかったため、通常料金20ドルに加えてチップで20ドル札を渡す羽目になってました。これはUberが流行るわけだ。

セキュリティ後の売店では様々なフレーバーの昆布茶(KOMBUCHA)が売ってました。ブームなんですかね?

ただストレートの昆布茶はなかったです。なんでやねん。結局買わず。

あと寿司屋が多かったです。中華料理屋よりも多い印象。これも西海岸のブーム?

SFOで気になってたロボットアームのカフェを利用。抹茶ラテ(6ドル)を購入。

QR読み込んで注文、支払いはgoogle payなど。

youtube.com

帰りのフライトは何のトラブルもなく。サンフランシスコから成田へのフライトはずっと機内端末のクイズゲームで遊んでました。

わかるか




日本時間11/18(金) 15時ころに成田国際空港へ到着。長いようで短いアメリカの旅はここで終わりました。

帰国後の検疫はスマホアプリでやったのですが、結局従来どおり紙書いて出すほうがゲートが混んでおらずすぐ通れたというのがモヤモヤしました。



4 おわりに

はじめてのアメリカは大変でしたが楽しかったです。

上で紹介したお店等の場所まとめです↓

以下、私が至らなかった部分についての教訓:

  • 滞在先情報と滞在目的についての証明書類は印刷して準備しておいたほうがいい
    • アメリカの入国審査は厳しいので求められうる
  • アメニティは現地調達に頼らずできる限り持っていったほうがいい
    • 特に食器、特に箸。
  • 飛行機で寝られる装備を用意したほうがいい
    • ノイキャンイヤホン/ヘッドホンは大事。俺は家に置いてきた。
  • 時差ボケ対策はしっかりしたほうがいい
    • 概日リズムはどうあがいても1日じゃ完全には変えられない
    • ネットに書いてある「現地の朝にしっかり起きる」で時差ボケを解決できるのは時差に慣れた人だけ
    • 日本にいる間からちょっとずつずらしたほうがいい
    • 普段から生活リズム壊れてるからって時差ボケが無効化されるわけではない
  • クレカは一時増枠しておいたほうがいい
    • アメリカは何でも高い
    • メシ一食15-20ドルはかかる
    • ホテル支払いで詰みかけた
    • バーコード支払いはあまりなさそう
    • 飛行機チケットとホテルはクレカ払いを強いられるのでそれだけで最低30万の利用枠が吹っ飛ぶ
  • 貯金しといたほうがいい
    • 研究予算による出張だが、学生であっても自腹で立替えなければならない
    • 学会参加6万+成田との往復2万+飛行機17万+ホテル14万+現地生活費1万=40万円飛んだ
    • 旅費の支給は早くても次の月になる
    • 支給額は規程に従い、ホテル代にあたる日当は国や地域による固定額
    • 日当について、よっぽど安い宿に泊まらない限りアメリカだと赤字
    • 40万+1ヶ月生活できるお金が最低でもほしい
  • 少しくらいは現金を用意したほうがいい
    • 基本クレカでOKだったけど、タクシーは現金を求められた。
    • チップのために安い紙幣とコインもほしい。
    • じゃあUberでよくね?

めちゃくちゃお金がかかったけど、それだけ得られるものはありました。

次はもっとちゃんと準備していこう。(終わり)

*1:諸々プリントして持ってくれば良かったですね。次はそうしよう。

*2:実はここで予定の乗り継ぎ便を逃しましたが、ユナイテッドの受付が次の便をとってくれました。他の人たちも同じトラブルに見舞われてたこともあって、無償ですぐ対応してくれました。

*3:オンライン開催だったからでしょう。他のほとんどのポスター発表も全く視聴されてなかったみたいです

*4:これをたこ焼きと呼ぶなという声が西のほうから聞こえてきますが...

雑記: 昨今の豊橋2022/理想の豊橋(技科大周り)を考えよう、その他

これはTUT Advent Calendar 2022の10日目の記事です。

adventar.org


はじめましてT_TEST__です。博士後期2年です。

投稿遅れてすみません。昨日の夜突然飲みに誘われたんです。

けっきょく書きたいテーマを絞れなかったのでぜんぶ書きました。

アメリカの話とDJ環境構築の話は別記事にしました(下記)。

研究の話はしません。技術の話もしません*1




同時上映:

アメリカ行ってきた話 (ちょっと長め: 7分くらいで読めます)

xxt3.hatenablog.com

最近新しいDJ環境を構築した話 (DJ&VJ Advent Calendar 2022 投稿記事) xxt3.hatenablog.com




昨今の豊橋2022

これまでの昨今まとめ xxt3.hatenablog.com

xxt3.hatenablog.com

xxt3.hatenablog.com

今年の昨今↓

大学まわり

  • 後期から基本対面講義になったので久しぶりにキャンパスに活気が戻ってきました。
  • 自販機が電子マネー対応になりました。
  • 学生証のプリペイドカード機能が今年度で廃止です。
  • バーベキュー場が復活しました。
  • 技科大祭は学内限定で開催できました。久しぶり。
  • うおたかは今年も来ませんでした。

豊橋まわり

  • 曙町大東園とその敷地の飲食店群が一斉に閉まりました。なんでやねん。
  • 大東園向かいのかっぱ寿司が閉まりました。秒で更地になりました。ここになんかドラッグストアが建つらしいです。もういらんがな*2
  • 牧野町のオモチャシズオカが閉まりました。秒で更地になりました。
  • 山田2番町のZOA向かいにラーメンは飲み物です。がオープンしました。低温調理の鶏チャーシューが美味しかったです。が食った直後に系列店の食中毒問題がバズってチャーシューが変わりました。
  • ドンキのとこのサーティワンが閉まりました。
  • ドンキのとこの故鳥貴族がサイゼリヤになりました。
  • ドンキ内のフードコートにスパゲッ亭チャオが入りました。
  • アピタのとこのどんだけ自己中が閉まりました。食パン並の寿命。
  • 曙町の故五味八珍が丸源ラーメンになりました。
  • 曙町の故餃子の王将ソフトバンクのショップになりました。つまらん
  • 豊橋駅前大通りの故開発ビル、emCAMPUS EASTの隣に emCAMPUS WESTが建設中です。
  • すき家ライン本郷中近くにとん汁食堂 竜翔がオープンしました。とん汁を売りにした大衆食堂。
  • 去年6月に閉まり更地になった故マリエールにスーパーが建設中です。
  • 駅周りの飲み屋は新陳代謝が激しいです。追いきれない。アーケードの占い師は生きてます。

私まわり

  • 虚無
  • 論文
  • 研究終わる?




理想の豊橋(技科大周り)を考えよう!

豊橋技科大の立地はksであることで有名です。対して愛知大学豊橋キャンパスの立地は神であることで有名です(当社比)*3

あと豊橋の道路計画はgmであることで有名です。詳しくは下記を参照。 note.com

しかし私ひとりがどう訴えたところで大学は浮いて移動しませんし道路は広くなりません*4

でもせめて空想上だけでも理想の大学周りを作りたい。

だから考えましょう。理想の豊橋技科大周りの街並みを。いま。

※これより下はすべて私の妄想であり、あと画像がたくさんあるので読み込みが重くなります。すみません。




豊橋市 ※個人的イメージ

これが今の豊橋です。

技科大生(僭越ながら代表させていただきます)にとっての豊橋です。

ご覧の通り、技科大の周りって寂しいですよね。なので、


① 技科大の位置そのままに周りのもの全部もってくる

技科大周りにあらゆるをぜんぶ持ってきたいなというのが第一案です。

ついでにビックカメラあたり来てほしいな。

「最寄駅」と書いたのは渥美線ですね。

愛知大学には渥美線の最寄駅がありますが、なぜか技科大にはありません。

ほしいですよね、最寄駅。

渥美線移動計画

最寄駅が出来たということは、駅まわりはたくさんの学生の往来があるはずです。

すると自然に街並みというのができるはずです。

こんな感じで。

渥美線技科大駅前の街並みと駅ビル

駅ビルにも来てもらいました。イメージは浜松駅前の遠鉄百貨店とか名古屋栄の松坂屋とかあんな感じです。

ビックカメラのつもりが、こっちの絵にはヨドバシカメラって書いちゃいました。よく間違えます*5

技科大北にデカめの公園を置いたのは技科大生が真夜中に発狂しても近所迷惑にならないためであり、南に病院を置いたのはそういう奴らを収容するためです*6

残念ながら私はここまで描いて飽きてしまいました。続きは皆さんにおまかせします。




しかしながら、技科大の都合でたくさんのお店に来てもらうというのはたいへんな話です。なので次の案は

② 技科大を駅に動かす。ついでに周りのもの全部もってくる

こうすれば電車通学の皆さんも安心ですね。ついでにビックカメラ

磯丸水産は24時間開いてる海鮮系居酒屋の個人的需要です。


ところで、キャンパスはどこらへんに作りましょうか?

いま駅前大通は再開発中で、前述のとおり古いビルを潰して新しい施設を建てるといったことをしてます*7

3年ほど前に閉店したほの国百貨店もすっかり更地になってしまいました。

それならこの再開発に乗っかって、私たちのキャンパスも駅前大通に作ってしまいませんか?

大規模な実験系のいらないラボであればすぐに動けます。




ところで、豊橋にはこんな土地がありますよね。

https://www.sekisuihouse.co.jp/bunjou/chubu/aichi/miramachi/

ご存知のとおり、ここは高師緑地の東にある広大な敷地です。

ミラまちという名前がついていますが、もとはユニチカの工場跡地です。

ここはもともと豊橋市が同社に無償で貸し出していた土地なのですが、色々あっていまは積水ハウスの支配する箱庭です。

ここ使いませんか?というのが次の案です。つまり


③ 技科大をユニチカ跡地に動かす。ついでにry

豊橋技科大ミラまちキャンパスイメージ図

ついでに隣の高師緑地もうちのキャンパスの一部にしましょう。近くにデカい公園があれば技科大生が夜中に発狂してもry




ところで、愛知大学豊橋キャンパスはいい所にありますよね(当社比)。

もっと言えば、愛知大学名古屋キャンパスはささしまライブという更にいい所にありますよね。

じゃあ私たちもそこに引っ越しませんか?というのが次の案です。つまり、


④ 技科大をささしまライブに動かす

ささしまライブは、名古屋駅近くにありながら水辺が広がり、緑豊かな新しい街です。

ささしまライブ - Google 検索

らしいのでささしまライブは実質技科大です。むしろささしまライブに技科大がないほうがおかしいですね。

つまり豊橋技科大名古屋キャンパスの誕生です。豊橋とは??????????????????????????????????????????


ところでささしまライブとは、厳密には愛知県名古屋市中村区平池町4丁目と中川区運河町のエリアを指すらしいです。

このエリアに技科大の敷地を重ねるとこんな感じになります。

赤いエリアが技科大、茶色いエリアがささしまライブ(縮尺同じ)

技科大、ささしまライブより広いみたいです。

そもそもささしまライブ全体を技科大で使っちゃうと色々な問題があります。Zepp Nagoya、愛大、中京テレビ本社など立ち退きを要求せざるを得ません。

それも忍びないので、技科大をささしまライブの地下に埋め込むというのはどうでしょうか。



豊橋技科大名古屋地下帝国キャンパス

技科大生は日の光を嫌うことで知られています。

名古屋の地底に巨大な帝国を築きましょう。私たちの手で、いま。




おわりに

もっと技科大とそのまわりが活気づけばいいなあ。




これでぜんぶおしまいです。 明日はぴっさんの記事です。お楽しみに。

*1:できません

*2:ここでは挙げないけど豊橋市内にドラッグストアが乱立してる

*3:名古屋キャンパスは超越神力

*4:し車の運転の荒さはなおりません

*5:レジでビックカメラヨドバシカメラのポイントカードを間違えて出してしまう、皆さんもありますよね?

*6:技科大生/教員御用達の心療内科というのは需要あると思います

*7:emCAMPUSには技科大のサテライトキャンパスがあります。

一人暮らしで大量の作り置きをしないほうがいい料理の一覧

新生活お役立ち情報(激遅)


作り置きすぎると幸せになれない料理

  • 焼きそば・パスタ: 冷蔵して次の日レンチンするとクソ不味い
  • カレー・シチュー・ハヤシライス: 次の日には飽きるし冷凍は問題の先延ばし
  • 親子丼・カツ丼の具: 二日目以降油がキツい(老化)
  • 焼いた肉系: 油がキツイ
  • 揚げ物: 油
  • 中華料理: 油
  • ラーメン・そば・うどん: 論外

結論

作りおきは1食ぶん限りのほうが幸せな生活を送れる


おまけ 作り置きしておくと嬉しい料理

  • 白米(すぐ冷凍する)
  • 味噌汁
  • 漬けマグロ(〜3日 自己責任): 好きだから連日食べても飽きない

冷ました/解凍したものの再加熱/再冷凍は基本的に不衛生なので気をつけましょう