就寝失敗まとめ
太長不看
人間の生活は就寝失敗が習慣化してからが本番
就寝失敗とは
寝ることに失敗すること
平日に就寝できず朝を迎え、曖昧な状態でお勤めがはじまる
私は数か月前から就寝失敗が習慣化し、3日に1回寝られない朝を迎え心身と生活の崩壊が始まっている。
しかしその始まりは遡ること6年前、高専で始まっていた。
13:00 起床就寝(本日終了)
課題レポートが増えて限界生活を始めるなどがあり、この日曜日は昼に起きてそのまま寝るというおよそ生活と呼べないものになっていたようだ。
おそらくこれが就寝失敗の前駆体である生活失敗と呼ばれるものである。
03:00就寝 → (˘ω˘)
22:00就寝 → 01:00起床 → 就寝 → 02:30起床 → 就寝 → 04:00起床 → 就寝 → (˘ω˘) ▂▅▇█▓▒░(˘ω˘)░▒▓█▇▅▂
午前10:20 · 2014年7月9日Twitter for Android
冬特有部屋窓全開就寝
就寝失敗の習慣化
就寝失敗大学
就寝失敗大学
就寝失敗(2日連続)
ファッキン就寝失敗
睡眠ライフの最終的かつ不可逆な解決として就寝前飲酒を選ぶ→人生の最終的かつ不可逆なそれになる
こいつ頭おかしいんか2
飲んだら寝るね
一度はやってみたかったシリーズ 寝る前のアブサン・ミルク
飲んで寝る
飲んで寝て9時に起きる
なにいってんだこいつそれで今まで寝れた試しないぞ部屋でずっとまわしてる換気扇の音がわたし的には寝るときに必須の音なんだけどもしやと思ってスペクトルみたらピンクノイズみたいな感じしてた
就寝失敗が習慣化しはじめた大学院生、不快な朝を繰り替えしてヤケになりはじめる。
一般2日連続就寝失敗大学院生のヤケクソ朝食
寝る
前に買ったHypnite(睡眠薬)が全く効かなかったのでメラトニンサプリを個人輸入しました。特に効果の実感はないです。飲んだ次の日は一日中眠気とだるさが続く、いうなれば貫徹した日みたいな体調が続きます、いいもんでない
こんなのが続いてるので昼間のラボカツ!にも無論多大な悪影響が出ている。たまったもんでない
Conclusion
おまけ:寝・眼まとめ
寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝
寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝
寝
寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼眼寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝寝
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夢日記 2015年 - 2018年
夢を見て覚えてるたびにTwitterに書き溜めてたものをまとめました
Web開催になった学会に参加したレポート
太長不看
- 参加登録した学会が昨今の事情からWeb開催になった
- スケジュールを気にせず視聴しまくれるのは良かった
- 現地開催のような特別感・緊張感・達成感などは得難いと思った
文章がまとまってない感があるので、後で編集します。
経緯
日本神経科学大会 https://neuroscience2020.jnss.org/ は日本神経科学学会が年に1回催す大会で、毎年数千人が参加する、神経科学の分野では最大級の国内学会です。
今年度の第43回大会は昨年末から参加・演題登録を始めていて、私はポスターで参加・演題登録をしました。
しかし書くまでもない昨今の事情から現地開催は中止、代わりにWeb上での開催というアナウンスがされました。
発表資料の作成
Web開催に変わったため、ポスター発表を含めたすべての発表は決められた長さのプレゼン動画を投稿するという形式に変わりました。
ポスター発表の場合は3分以内の動画で、要はライトニングトークだのフラッシュトークだのいうものでした。発表はすべて英語でした。
動画の中身は研究発表さえできれば自由で、例えばポスターやスライドで説明する様子をビデオ撮影するもあり、Powerpointのプレゼン記録・動画出力を使うもありでした。私が見る限りすべての発表者が後者で投稿していました。
私も始めは後者に従いPowerpoint内で発表の録音をしていたのですが、スライドを切り替える間の前後数百ミリ秒ほど録音が途切れたり、録音した音声がグリッチがかかったように乱れたりしたことが相次いだため、私はAudacityでスライド毎の喋りを録音し、それを各スライドに貼り付けるという方法をとりました。
あとは「プレゼンの記録」で貼り付けた音声に合わせてスライドを送っていくだけです。
この方法の利点は、前述の問題を解決できることに加え、音声を弄れるということがあります。私は録音にコンデンサーマイクを使っており、これが環境音をよく拾ってしまったため、後処理で環境音の除去をしたいなと思っていました。そのためにも音声を別撮りにするのは良かったです。
それにしても、研究成果を3分にまとめるのはものすごく大変でした。どうしてもオーバーする場合は、音声を入れずにスライドをパラパラと流すだけの動画でもよかったみたいです。
締め切りは大会の1ヶ月前でした。つまり大会の前日まで資料作成にバタつくことがなくていいですね。でも普段から余裕を持って物事に取り組もうね。
学会当日
学会のやり方は、発表者は予め作った発表動画をアップロードし、それらは学会期間であればいつでも視聴できる、という方式です。
このやり方の利点は、学会でありがちな「聞きたい講演どうしのスケジュールが被っていてどちらかを捨てざるを得ない」みたいなのがないということと、時間の拘束がないので学会期間中でもずっとラボで作業できるという点です。また、面白かった講演を何度も聞き直して知識を定着させることができるのもよかったです。私は他人が喋ったことを一度で聞き取って消化することが非常に苦手なので、聞きなおせるということは非常に助かりました。
発表は基本すべて英語ですが、「教育講演」というカテゴリで、その分野の基礎的な内容を日本語で講演いただくものがありました。この分野の初心者である私には非常にありがたかったです。
また、ポスターセッションは1つあたり3分なので、多くの発表をささっと眺められるということは見る側としてはよかったです。
そして私が見る限り、音声を入れずに大量のスライドを流していく発表が少なくなかったです。視聴者が動画を一時停止して見ればよいというのは確かにそうですが、面倒でした。それだったら始めからSlideShare (+音声) みたいなのがよかったな。
また、そもそも発表動画をアップロードしていないものも少なからずありました。気になってたシンポジウムの発表がAbst onlyだったときはちょっと悲しかったです。ところでそれって発表者 (?) の業績に数えられるんですかね。
質疑は大会サイトの発表ページ上に書き込むと発表者にメールが届き、そこからは互いにメールでやりとりする、という方式でした。せっかくweb開催ならば掲示板的な感じでディスカッションを共有したかったな、と思いました。オーラルセッションも同様でした。
また、各日の視聴回数ランキングというものがまとめられていました。特別講演等トップ視聴回数のものを見ても1000回未満/日であり、参加人数(推定3-4000人)に対して視聴回数が少ないような気がしました。そうなると、各発表に対してどれだけの質問が来ていたのか気になります。私はテキストのほうがやりとりしやすい性格なので、テキストでディスカッションできるこの形式はいいなと思っていましたが、全体として現地開催よりもディスカッションが過疎っていたならば、なにか策を練る必要がありそうだなと思いました。
加えて、Web開催では臨場感がないゆえ、学会が終わった今でもあまり達成感が得られていません。先生方にとっては臨場感なぞどうでもよさそうですが、私 (のような学生) にとっては学会発表が研究のモチベーション維持に大事な役割を果たしているので、いまいち学会で発表した!という気持ちが沸かないのは残念でした。こればかりは現地開催でないと得られないものかなと思っています。
さいごに
学会のWeb開催には良し悪しがあり、Web開催ゆえの利点と現地開催でしか得られないものがトレードオフの関係にあるような気がしています。まだこの試みは始まったばかりゆえ、これからよりよくなっていくのだと思います。
最後に、この騒ぎのなか大会を全面中止とせず、短いスケジュールでWeb開催という形式を整えて開催し、私に発表の場を与えてくださった大会運営の先生方に深く感謝申し上げます。
実験系大学院生によるリモートワーク生活を振り返る
太長不看
実験系(つまり在宅では書類仕事しかできない)大学院生が2ヶ月在宅ワークしたら生活習慣こわれたし常に気分が沈んでるし研究スケジュールが不安で更に生活と気分が落ち込んだ。でも料理スキルとデスク周りのレベルは上がった
慟哭
まって。某がレベル3になった???
— T-test (@T_TEST__) April 17, 2020
ボスに実験動物のケアについて相談せねば...
— T-test (@T_TEST__) April 17, 2020
お世話になってる中国の先生が大学閉鎖で苦しんでいるというお話を私は半ば他人事として聞いていたが、まさか弊学もそうなるとは思わなんだ。
「レベル3」というのは弊学の警戒態勢レベルのことで、「3」は教職員のほか一部許可を得た学生以外が入構禁止です。
私はいわゆる情報工学系の専攻だけれども、研究分野は動物を対象とした生命科学です。この違いは、他の情報系ラボが「ノマド」でも研究が進められるのに対して、私は大学の実験室で実験をしなければ研究が進まない、というつらい状況を生みました。
何よりつらいのは、ふだんから行っていた実験動物の世話すらさせてもらえないことです。私が行えない仕事のカバーはすべて指導教員の負担になったのです。
さいわい私は夏の学会の発表資料作成や論文執筆など自宅でもできるタスクがあったので、とりあえずこれで凌ぐこととしました。
こうして私のリモートワーク生活は幕をあけました。
瓦解
精神に限界をきたしたので一時間ほど誰もいない駅周りの街やら有楽町あたりやらをサイクリングしている pic.twitter.com/WPa70FUgOC
— T-test (@T_TEST__) April 18, 2020
消えるときの光のしぼみ方がいいですよね pic.twitter.com/NXzw4ZDGOh
— T-test (@T_TEST__) April 18, 2020
結論から言うと、リモートワークは私には合いませんでした。自宅では全く作業が進みませんでした。時間だけがダラダラと過ぎていくのがつらくて、深夜にサイクリングしてました。サイクリングは楽しかったです。豊橋には有名な古い遊郭の痕跡(まだ営業しているところがあるらしい)があり、住宅街のなかに浮き出るように古めかしい館が立ち並ぶ一角が存在したりしておもしろいです。もちろん中を覗くとか写真を取るとかは一切せず、横を静かに通り過ぎるだけです。
自宅を仕事せず寝るところと習慣づけて生活をコントロールしていた人間がこの状況に置かれて生活が壊れ始めるの図です
— T-test (@T_TEST__) April 19, 2020
自宅はただ無気力に過ごすための場所だったのにそれが侵され始めてる
— T-test (@T_TEST__) April 19, 2020
ワンルームの場合リモートワークになると生活と仕事の環境が混ざるので仕事外でのストレスの解放がしづらくなる。やはりスタヌさんみたく部屋に仕事エリアとして防音室を
— T-test (@T_TEST__) April 21, 2020
仕事が進まなくなったのと同時に、生活習慣も壊れました。
私がこれまでどうやって規則正しい(当社比)生活を送っていたのか、それは私自身の生活が崩壊して始めて気づくことができました。
簡単に言うと、仕事と生活の間を時間と空間でキッチリと分けていたおかげで、私はこれまで効率的に仕事ができ、かつ規則正しく生活ができていたということです。キッチリと分かれていることで、私は気分のスイッチをオン/オフすることができていました。対してリモートワークでは仕事と生活が時空間的に連続なため、仕事に際してスイッチがなかなか入らない、かつ生活に戻る際にスイッチが切れない、という状態になるわけです。特に後者の「スイッチが切れない」が深刻で、これはベッドに入っても興奮が落ち着かずに寝付けないということです。この興奮はやがて不安と焦燥へ変わり、明け方まで寝られない状態へと悪化していきました。
こういった、仕事と生活を切り離すことの重要さは学部時代にとった臨床心理学でも挙げられていたことであり、今回わたしはそれを身を以て実感した次第です。
自炊
玉ねぎとニンニクのみじん切りから「ダシ」を得た玉ねぎ中華 + ごろっとニンニク入りのコマ焼き = ニンニク一玉 pic.twitter.com/xCVBAATq6K
— T-test (@T_TEST__) April 24, 2020
肉300g、玉ねぎ一玉、にんにく一玉 pic.twitter.com/YYL81sH1wl
— T-test (@T_TEST__) April 21, 2020
例のサーモン漬け丼
— T-test (@T_TEST__) June 10, 2020
優勝!!!!!!!!!! pic.twitter.com/SSFR3TeTpM
家にいる時間が増えたので、自炊の頻度も上がりました。外食閉まってたし。
後述のとおりデカいまな板を買ったことで材料を切る作業が苦痛でなくなり、包丁のスキルがうなぎのぼりでした。特に玉ねぎ・長ネギ・ニンニクを刻む速度はテレビの料理教室で見るそれと遜色ない感じ。
それとは別に、「漬け」にハマりました。閉店間際のスーパーで半額のサクを得て、漬けにして数日もたせるという戦術が見事にハマりました。バズったサーモン漬け丼を真似してみましたが、本当においしかったです。簡単なのでみんなも軽率にやろう。
My New Gear...
家で作業・ビデオ通話することになったため、作業環境の改善や自分のMP回復のためにたくさんmy new gearしました。そのほんの一部を紹介します。
まな板
my new gear... pic.twitter.com/cYFohP0LiS
— T-test (@T_TEST__) April 7, 2020
キッチンが狭いので、シンクをまたいで置けるようなデカイまな板を買いました。これのお陰でQo自炊 (Quality of 自炊) が114514%改善しました。
コンデンサマイク Marantz Pro MPM-1000U + マイクスタンド
my new gear... pic.twitter.com/DFXrqpJnzR
— T-test (@T_TEST__) April 9, 2020
ブロックスポンジと湿度計が届いたのでコンデンサマイクケースをよくした pic.twitter.com/v5V1x24WNF
— T-test (@T_TEST__) April 23, 2020
この先ビデオ通話などの機会が増えるだろうなーということで、いっそコンデンサマイク買っちゃうかとなったやつです。
早速ラボの新歓 (ビデオ通話) で役立ちました。めっちゃ音が綺麗だったらしいです。よかった。
コンデンサマイクは衝撃と湿気に弱い、ということで、お手製の保管ボックスを作りました。スポンジで衝撃を、乾燥剤と密閉容器で湿気を抑えます。
Logicool G PRO X ゲーミングキーボード G-PKB-002
my new gear 私の新しいギア... pic.twitter.com/TFR5aRsaKR
— T-test (@T_TEST__) April 25, 2020
キーボードもいいやつを買いました。ノートPCのキーボードは右端にhome/pgup/pgdn/endがくる配置で、エンターキーやバックスペースキーを押そうとしてそいつらを押しがちなためストレスフルでした。それまで使っていた外付けキーボードも壊れ始めたので購入のいいタイミングでした。
キーボードを選んだ基準としては、「キータッチが軽い」「テンキーレス」「バックライト付」です。そしたら使っているマウスと同じブランド(Logicool G)でいいやつがあったのでこれにしました。
OWNDAYS SNAP
my new gear...
— T-test (@T_TEST__) May 13, 2020
前の(偏光、UVカット、ブルーライトカット等一切なし)は研究・実験用途に絞って、普段使いを新しいやつにします pic.twitter.com/OogmkxDVw4
メガネも買っちゃいました。前のメガネは実験の都合上一切フィルタを入れないようにしていましたが、今はその必要がなくなったし、このOWNDAYS SNAPが気になっていたので、もう新しくしようと思った次第です。
OWNDAYS SNAPは、普段づかいのメガネレンズの上から用途に応じた様々なレンズをつけることができる優れものです。これでサングラスやブルーライトカットメガネをそれぞれ個別に持ち歩く必要がなく、すぐに取り付けて使用可能です。
前のメガネはラボに置いて、必要なときだけそれに付け替えるということにします。
DJコントローラ Pioneer DJ DDJ-1000
my new gear... pic.twitter.com/1o3FKDhJXG
— T-test (@T_TEST__) May 22, 2020
例の10万円は即日これに全額費やされました。
これまで3年ほどDDJ-RBを使ってきましたが、CDJを触りはじめてから機能の面で不自由を感じ始めたこと (特にメモリーキュー) 、CUE等ボタンにガタがきはじめていたことから機器のアップデートを考えていました。で、CDJに環境の近いものとして、DDJ-1000を思い切って購入したわけです。
これ以外にも、FINAL F4000だったりモニタアームだったり色々買ってます。これのおかげでMPが少し回復しました。やはりお金。
現在
とりあえず警戒レベルは「1」となり、ラボへの出勤も再開しました。でも、いちど壊れた生活習慣はなかなかもどりません。まだ明け方まで眠れない日がほとんどです。そろそろ実験を始めないと修士の業績に間に合わないです。
私は全くやってないので他人のこと言えませんが、不安や焦燥で寝られない状態は恐らくかなり危ない状態なので、早いうちに医者やカウンセラー、もしくは指導教員などに相談しましょう。
そして最近また騒ぎが再燃しはじめており、また警戒レベルが上がってしまうのではないかと不安です。
一関高専を退職しました
はじめに
この度5年勤め上げた一関高専を退職*1しました。本記事ではこの5年間を振り返ります。あとで新たに何か思い出したら追記します。
(このエントリはn (n > 3) 年前の世界で書かれています。もし一関高専在学生/卒業生でしたら、自分のときと比べてみてください。)
1年生
私は制御情報工学科に入社*2しました。実家が遠かったので学生寮での地獄の暮らしが始まりました。
寮生の1年生は3回喉を枯らします。1回目は寮のブロック長の部屋で行われる自己紹介、2回目は応援団幹部のもと行われる応援歌練習(これは寮生だけでなく全1年生)、そして3回目は寮祭もしくはクリスマス会の「芸」です。これらを見事突破したとき、晴れて寮内カースト最下層としての暮らしがスタートするわけです。
カースト最下層よろしく、寮内では学校指定のジャージのみが着用を許され、先輩を見かけたら必ず「こんばんは」等の絶叫と共に90度の「拝」*3をするのが日常でした。1年女子はジャージでなくてもよかったみたいです。そうなると先輩と見分けがつかないので、とりあえず彼女らにも絶叫と「拝」をしていました。そして何かあれば連帯責任で罰が下るので、中学から育てていた排他的な精神を更にすくすくと育てることができました。
(2020/5/21追記: 社会情勢やら時の学生やらの動きがあって、今はこんなひどくないみたいです。)
部活動は電子計算機部を選びました。本格的なプログラミングは初めてで、最初は概念の理解に戸惑いましたが、だんだん難しいアルゴリズムを使ったプログラムの実装ができるようになっていくことがモチベーションとなって、楽しく勉強していました。先輩が出場する高専プロコンに応援としてついていき、そこではじめて関東を超えて九州まで移動しました。そこで食べた本格的な豚骨ラーメンをきっかけに、私はラーメンの食べ歩きが趣味に加わりました。そのせいで中学時代から20kg以上太るのは先の話。
授業は1年生ということもあって高校ライクなものが多く、加えて旋盤等の機械実習や電子工作、プログラミングなどがありました。
2年生
カーストが δ (δは任意の正数εより小) 上がり、寮が三人部屋になり、そして色々とバカやれるメンバーで固まって楽しくやってました。ただし誰かに何かあると連帯責任で服装をジャージ限定に戻されるといった感じでした。
2年生まで高校化学 (の基礎の基礎) を曲がりなりにも学ぶわけですが、なんとまあ、ここで人生ではじめて、化学という苦手科目が生まれたわけです。「計算」としてはクソほど簡単なのですが、素のまま覚えなければいけないものが多い (と当時の私は考えていた) ためにまっったく点を取れなかったわけです。自己採点では赤点でしたが、ここで「ky子マジック」*4 が働いたお陰で再履修は免れました。この化学への苦手意識が大学院の研究で足かせになるのはずっと先のお話。
3年生
部活ではプロコンの自由部門に応募し、書類審査落ちしました。必ずアイデアを出さなきゃいけないという環境に対し、実は全くアプリ開発の知識と経験がないというある意味矛盾した状態だったので、もし審査に通過したとしたらもっと大きな問題を抱えていたでしょう。また、会津大主催のパソコン甲子園で、競技プログラミングの本戦に出ました。名門高校の選手たちが強すぎてビビりました。他方では、有志のチームで数学甲子園の予選に参加して予選落ちしました。高校数学の図形問題の比率が多かったのに対し、高専生の我々は微積を中心に勉強してきたためそれらを全く解けず、解答はボロボロでした。正直なところ、かなりモチベーションが落ちていました。
この年度は高専プロコンが一関市開催ということで、私もプロコン委員指揮のもと大会運営のお手伝いをさせていただきました。あのときは内部がかなりピリついており (誰のせいだろう) キツかったですが、選手としての能力がないにもかかわらずプロコンへ身近に関われたのは嬉しかったです。
とまあ部活動に関してはカスのようなパフォーマンスで情けなかったのですが、学業と暮らしのほうは順調でした。3年生にもなれば寮内のカーストは「人権保持者」となるため (一部の寮生3年生は1年生の指導や寮運営に関わり始めます)、気持ちが楽でした。寮の仲間にサバゲーに誘っていただいたり、取り立ての自動車免許を携え金沢まで自家用車で旅行へ行ったりと、プライベートに関して大躍進した一年でした。
学業の成績も申し分なく、恐らくこの頃から大学への編入を考え始めるようになりました。
4年生
4年生になると、学業の殆どは専門科目となり、「高専生」としての教育が本格的にスタートしたように感じられました。ただし成績が良いのとモチベーションがあるのとは全く別の話で、特に情報系からは逃げたい気持ちがかなりありました。
4年生は夏休みの1週間ほどインターンシップを行います。私はそこで某たばこ会社のデカい工場にお世話になり、ライン業務の見学と業務改善に関わるワークショップを行いました。たばこの生産ラインは私の予想をはるかに超える自動化がなされており驚きました。短い期間でしたが、とても楽しかったです。
寮ではこのあたりから一人部屋でした。寮運営の (主に1年生に対する) 体育会系なやり方にウンザリしており、そこから距離をとりつつ、かなり自由な暮らしをしていました。自分が受けてきたことと同じことを繰り返すのか、これ以上続けさせないと思うかは、属するクラスタに依るのでしょうね。
この辺りから、部活動に関してはほぼ幽霊みたいな気持ちでいました。昨年度でかなり気持ちをやられていたのと、後輩の皆様が優秀であったのが理由です。周りにはかなり苦労させたと思います...
ちなみに、一関高専では4年生まで体育があり、この年度の体力テストでは人生初の「B」判定を頂きました。運動部をガッツリやっていた中学時代からずっとCで、全く運動しなくなり太りちらしたこの体でBにたどり着いたのは、すばやさとスタミナを犠牲に、何故か得られた筋力のお陰です。
5年生
5年生は制御コースと情報コースのどちらかを選択して当該科目を履修します。私は制御コースを選びました。理由は2つあって、①プログラミングの自信とモチベーションが潰えた ②情報系の先生へ恐怖を抱いていた というネガティブなものです。制御コースでは現代制御論やロボットの運動学、センサ・アクチュエータを学びました。2年生で学んだ線形代数の知識がここでやっと活きてきた感じです。
この年は、1年生の補修(数・英)のTAもやってました。このときの経験が今でも印象に残っており、理解レベルの格下を相手にする、という状況について考えさせられました。ただ答えを教えるだけでは駄目で、相手のレベルに合わせた教え方をする、ということは非常に大変でした。補修対象となった1年生の皆さんは、帰りが遅くなることもあり、さっさと答えだけ教えてほしそうでしたが、なんとか自力で解いてほしい、という気持ちで最後まで臨みました。あの時の彼らはいま大丈夫かな。
寮生活はもはや完全に楽しんでおり、寮内でのゲームが一部解禁となったことで、私はほぼ常にマインクラフトとFPSをしていた記憶があります。部屋が新設の離れで、かつその離れが高学年専用となり、さらに気の知れたゲーマー揃いの区画となったお陰で、気苦労が一切ありませんでした。寮の恩恵は受けつつ、気の合わない寮運営とは距離を置く、という感じで。また年度早々成人したこともあり、市内で「蔵まつり」があればがっつりと堪能し、週末にラーメンと酒を楽しんだりしていました。
そして卒業研究ですが、ここで一生を方向づけるような出会いがありました。ボスは私が今いる大学でドクターを取ったばかりの新卒の先生で、専門は視覚、特に色覚の「心理物理学」というものでした。この卒業研究で脳のメカニズムに触れるにつれて、この領域に関する興味とモチベーションが湧き、「研究をしたい」と思うようになりました。そこで私の進路希望は、ボスが元いた大学の「情報系」一択と心に決めていました。あれだけ嫌がっていた情報系を、脳に関する研究ができるという理由でまた選んだということです。
おかげさまでその大学には合格 (紙ペラ1枚で) 致しまして、もはや何の気負いもなく卒論提出まで果たし、無事退職*5したというわけです。1年生の頃40人いたクラスは入れ代わり立ち代わりあって30人くらいまで減ってました。
おわりに
駆け足でしたが、高専の5年間を振り返ってみました。高校出身の方には少し新鮮に見えたかもしれませんし、高専出身の方には一部共感いただける部分があったかもしれません。
あれから私は高専時代に志したとおり、脳研究のラボに所属し、そしてなんと博士後期課程への進学を決めております。それに伴い、私の心持ちも「エンジニアリング」から「サイエンス」へと完全に移りました。今は高専で行った「心理学」から「生理学」へとシフトし、脳が関わる「こころの現象」から、より「脳そのものの仕組み」へと研究対象が変わりました。しかしこの領域全体へのモチベーションは変わっていません。んでもって、高専から苦手だった化学 (+生物学) をいま学びなおしている、というところです。
高専で培った広い工学の技能・技術は、今の研究活動に確実に活きています。私が行う実験手法では、実験器具はDIYするのが基本です。そのため電気・電子工作はもちろん、切削機械の取り扱いや、実験システムのプログラミングも自分で行います。もしこの記事を読んでいる方がこういった工作の経験をお持ちでしたら、神経生理学研究の道もすこし視野に入れてみてはどうでしょう?脳研究は医学・理学出身だけでなく工学出身の方がたくさんいらっしゃいます。計算神経科学では制御工学の知識が必須だし、近年は脳活動のデータでディープラーニング等の機械学習を用いた研究が盛んなので、こういった進路は全く不自然ではないと思います。
と、最後に少し私の研究分野への宣伝を雑に行ったところで、本記事を終わります。読んで頂きありがとうございました。